春のその先で、君と。
二人のやり取りを見ていると、自然と笑顔になった。
「湊くん、どうしたの?」
「え?」
「なんか、ずっと笑ってる」
「いや……」
目の前で楽しそうに話す二人を見つめる。
なんだか、いいな。
こうやって、お母さんと普通に話しながらご飯を食べるの。
りのんにとっては、当たり前なのかもしれない。
でも俺には、その光景が少しだけ眩しく見えた。
ふと、そんなことを考える。
俺、いつから母さんと一緒にご飯を食べてないんだろう。