春のその先で、君と。
「例えば?」
「えっと……。」
私は指を折りながら考える。
「意外と甘いもの好きなところ。」
「……それは言わなくていい。」
「あと、眠いときちょっとかわいくなるところ。」
「恥ずかしいから、、」
「それから……。」
「まだある?」
「あるよ。」
湊くんが少し困ったように笑う。
「じゃあ、これからは俺も全部言う」
「え?」
「これからも、もっと知っていきたいから。」
その言葉に、私は小さく笑った。
「……私も。」