嫌われ者、No.1目指して努力中!
女の子達に連れられて校舎裏に来る

でも落し物なんてなくて…

すると前を歩いていた女の子達が振り返る

?

どうしたんだろう…?

「あんた、どういうつもり?」

「えっ?」

女の子達が剣幕な顔でそう告げる

「えっと、それはどういう…」

「生徒会に入ったんでしょ、あんた。」

「…そうだけど。」

只事ではないと思い、頭を切り替える

「雅様達に勝手に誰にも近付かないで」

「それはどうして?」

「生徒会の皆様の邪魔になるのよっ…!!」

「!」

「生徒会の皆様はこの学園のTOPと言っていいほど、至高の存在なの。」

「なのにっ…!
No.1になるとか宣言した癖に、あの方々に近付いて…」

そっか

話を聞く限りこの人達は、雅達を好意的に見てる…ってことなのかな?

「実際はあの宣言だって生徒会の皆様に取り入る為なんじゃないの?」

!

「あーそれはあるね」

「生徒会の仕事だってただ足を引っ張ってるんじゃないの?」

クスクス…と静まった校舎裏に彼女達の声が甲高く響き渡る

…あぁそうか。

「無くし物はないんだね」

よかったぁ

「はっ…?」

?

すると女の子達の目が大きく見開かれた

「あんた…ムカつかないわけ?」

「えっと…
ムカつきはしないかな…」

「なんでっ…!」

「慣れ…かな?」

伊達に17年も嫌われ者をやってないし。

「あとは…
皆さんの怒りが嫉妬みたいで可愛くて。」

「っ…!」

「何言って…!」

「可愛いなぁって」

「バカにしてんの!?」

「馬鹿になんて…!
…でも、これだけは言わせてください」

「なによ」

「─私はそんな思いでNo.1を目指すわけではない」

「「「!!」」」

女の子達の顔が真っ青になる

「生徒会に入ったのは、No.1を目指す上で力を伸ばし、実力で認められる為。
No.1になるべく、生徒会の皆さんと互いに力をつけたかったから。
なので─…」

彼女達の前に1歩近付く

すると女の子達がしゃがみ込む

「─貴方達にも認めていただけるほどの実力を、これから伸ばす為に精進していこうと心に誓っているので…
ゆめゆめ、心に留めておいてください。」

女の子達と同じ目線になるようにしゃがみこみ、そう笑いかけて告げると、女の子達の真っ青だった顔が真っ赤に染め上がる

…あれ?

もしかして怒らせちゃった…のかな…?

「結音!」

「えっ?」

振り返ると、雅が反対側から走ってくるのが見えた

どうして雅がっ…!

「結音、一体何が…って…」

これは…?、と困惑した雅に苦笑いが出る

しゃがんだ女の子達を怒らせて怯えさせてるんだから…状況が分からなくて当然だよね…あはは…。

「これは…えっと…」

「…結音、様…」

「えっ?」

「し、失礼しましたーーーっ!!」

「ちょ、ちょっと待って…!」

声をかける間もなく女の子達は私と雅の前から居なくなってしまう

い、一体どうしちゃったの…?

「…とりあえず、事情を聞く。
生徒会室に戻るぞ」

「分かった…?」

そのまま雅に連れられ、生徒会室に戻った
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