嫌われ者、No.1目指して努力中!
私は生徒会として、会長である雅の後ろに並んで壇上。

そして、『観客投票』の制度の説明を行う係を任された。

『頼めるか?』

そう言われた時、少しドキッ とした。

不安…ううん。

そんなものはないはずなのに。

でも

勿論、やらないなんて選択肢は無い。

覚悟はずっと前からできている

『もちろん。』

そして現在─

私はステージ袖から、全校生徒が集まった体育館を見渡していた。

ガヤガヤ



在学生徒のみの参加でもありながら、この盛り上がり…

初めての参加って訳でもないけれど、やっぱり凄いなぁ…。

「緊張するか?」

「えっ?」

思わず感激していた所に、雅達がやってくる。

「ま、2回目だし平気なんじゃない?」

「だな」

「結音は度胸だけはあるみたいだからな」

「からかわないでってばっ!」

あははっ、という笑いが上がる

もうっ…!

確かに、あの時は勢い任せでやった部分はあるけどもっ…!

「…」

?

すると、いつもならこの会話に加わっているはずの乃蒼くんが考え込むような顔をしている姿が目に入る

「乃蒼くん、大丈夫?」

「えっ?
あ…ううんっ!なんでもなーいっ!
ていうか結音ちゃん、これが終わったら演劇部の人とビラ配りするんだよねっ?」

「うんっ!
少しでもお客さんを増やしたいからっ」

「頑張ってねーっ!
応援してるっ」

ギュッ、と私に抱きつく乃蒼くんは、いつも通りの可愛らしい笑みだった

さっき声をかけた時凄く驚いてたみたいだったけど…私の気のせいかな?

「" 続いては、生徒会による説明です。 "」

司会進行の人の声が聞こえてくる

「よし。
準備はいいか?」

「うんっ!」

「当たり前」

「あぁ。」

「もちのろーんっ!」

生徒会長を先頭に、私達はステージへ上がった
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