🌸さくらのねがい🌸

Side 慎


「おい!咲桜!?大丈夫か!?」


家に帰ろうと思い校門をくぐると咲桜が倒れそうになっていた。



「咲桜ちゃん!?ごめん私、、、、」と目の前には知らない女。



「誰、あんた?咲桜のなに?」と言うと

「海斗くんかサラちゃんに連絡してほしい。咲桜ちゃんと話したい。って
今日は帰ります。咲桜ちゃんごめんなさい。」と一方的に話して帰って行った。



「慎ちゃん、ごめん、、、、」


「保健室行こう」


「ううん、大丈夫。」


「いや、大丈夫じゃないだろ。」




無理矢理手を引いて学校へ戻って保健室へ連れて行った。



「先生、具合悪そうなんで寝かせてあげてください。」と養護教諭へ伝えると、

「宮下さんっ!?大丈夫?横になって。」と咲桜のことを知っているみたい。


多分何度もここに来たことがあるのだろうと察した。




「海斗は?今日一緒じゃないの?」

「海斗は今日個人面談で、このあと待ち合わせしてたの。」


「珍しい待ち合わせなんて」

「ね。浮かれてたからバチが当たったのかも」


「なにそれ。」




配れていた個人面談表のプリントを確認すると海斗は16時から面談となっていた。



保健室の壁に掛けられている時計をみると16時20分だった。
海斗に「保健室に咲桜いるよ」と連絡を一応入れておいた。


「体調大丈夫?」と聞いたけどまだ体は震えていて。


「寒い?これ着る?」と聞くと「ううん、布団被る。ありがとね。」と断られた。



「海斗に連絡しておいたから。」

「ごめんね、迷惑かけて。」




すると保健室の引き戸が勢いよく開いた。

「光井くん、宮下さんここ」と先生の声と「ありがとうございます」という海斗の声が聞こえた。



「大丈夫?じゃないか…どうした?」と髪を撫でる。

「…。」彼女は黙ったまま口を開こうとしない。




「俺の知らない女。身長が高くて、何話してたのかはしらない。
たまたま通りかかったら咲桜の様子がおかしかったから。ここに連れてきた。」


「咲桜と話がしたいから海斗か水瀬に連絡してほしいって言われた。」と伝えると
海斗の顔はみるみると怒りの表情へと変わっていった。



「慎、今度そいつ見かけたら絶対に咲桜に近づけないで。
そんで俺に必ず教えてほしい。もし俺に連絡つかなかったらサラちゃんに。」


「咲桜のこと壊した女だから。俺もサラちゃんも会わせたくないんだ。」



今まで見たことのない海斗の怒った顔。誰にでも愛想の良い海斗がこんなに怒るって…





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