君との最後の約束
プルルル プルルル
「もしもし。」
「あ、蓮斗さん?美桜だけど今いいかな?」
「別にいいけど。」
「体調崩して仕事辞めたんだ。それでね、今東京コロナ禍でもう地元に帰りたいと思ってるんだけど、また一緒に住めたりなんてしないよね?」
「……ってるから…」
「え?ごめんよく聞こえない」
「美桜が東京で頑張った事よくわかってるから。だから俺は全然いいよ、帰っておいで」
私は涙がとまらなかった。
蓮斗さんの優しさに、自分勝手な私を受け止めてくれたその優しさに。
「ありがとう…。本当にありがとう」