君に溺愛をあげる。
「マリー、サボってるんじゃないわよ!!」

マリーに転生してしまったわたしは、毎日、お城てわ継母と妹たちからめし扱いみたいにあつかわれていた。

いまも言われたとおりにそうじしていたんだけど、急に現れたら義理の妹たちが、水の入ったバケツを蹴ったりそうじしたところをよごしたり、暴れ回っている。

「あなたを姉だなんて、思いたくもないわ。」

「早く婚約者を見つけて、この国のから出ていってほしいわね。」

お母さんが違うとはいえ、妹からこんな扱いをうけるだなんて…マリーは悲しかっただろうな…。

「14歳の誕生日に婚約させるってお母様が言ってたわよ。」

「最悪の婚約者をおしつけてやるんだって…ふふっ」

ひととおり暴れて満足したのか、ふたりは部屋から出ていった。

妹ができるの、ほんとうは夢だったんだけどな…。

それに、お姫様になるっていう夢も、かなったはずなのに…。

まさか、こんな生活を送ることになるなんて…。

朝は誰よりも早く起きて朝食の準備。そこからは畑仕事をしてから、ひたすらそうじ、そうじ、そうじで…ゆうしょくの準備をして、またそうじをして、誰よりもおそく眠る。

毎日ふらふらで、言われたとおりにこなすのが精一杯だった。

このお城では、わたしの味方になってくれる人もいないから、助けてくれる人ももちろんいない。

お父さんである王様も、継母の言いなりで、マリーの存在は無視だった。

わたしは何回生まれ変わっても、誰にも愛されず、一生孤独に過ごす運命なのかもしれない…あはは。

マイナス思考になったらいけないってわかってるけど、いますぐにげ出したいと思うぐらい、心も体も疲れ切っている。
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