きみがくれた、私だけの輝き
Secret1.偽りのお嬢様
「すご…」



思わず声が漏れた。


目の前にそびえ立つ、まるでお城のような校舎。


大きな噴水に手入れの行き届いた庭園。


高級車から降りてくる制服姿の生徒たち。


テレビでしか見たことのない世界が、目の前に広がっていた。


私はぎゅっと制服の裾を握りしめる。



今日から私は、お金持ちのお嬢様。


絶対にバレてはいけない。



「よし!」



意気込んでから早速初めの一歩を踏み出そうと、校門をくぐろうとした時だった。
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