あなたを愛しているから



「わらわが全員、始末しても良いのじゃよ」

「馬鹿言え。龍神にそんなことをさせられるか」

「良い良い。……よもや、そのような綺麗事で片付けられるような生ではなくなってしまっていると、そなたは自分で理解しているじゃろう?」

「……」

手段は選んでいられないのは、事実だ。
だがそれは、何をしてもいいという意味じゃない。

「……もう少し、待て。人のことは、人の手で、人の理でどうにかするべきだ。お前もそう、言っていたろう」
< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

世界はそれを愛と呼ぶ

総文字数/380,041

恋愛(その他)337ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
─それを、愛と呼ばないのならば。 .*・゚ .゚・*.. 黒橋沙耶(Kurohashi Saya) × 御園相馬(Misono Souma) *・゚ .゚・*. 『俺と結婚しよう』 互いの身の上は語り合わず、流れで婚約をした。 仮初の婚約者なのに、彼はずっと優しくて。 .*・゚ .゚・*. 以前、別のアカウントで完結させたものの集大成を、書きたかった全てを詰め込んで、幸せになって欲しいと思います。 ※前回の作品と違う部分が多々あります。 暴力表現、事件表現など多々あります。 苦手な方は推奨致しません。 冬珈
全てあなたに捧げるために

総文字数/19,403

恋愛(その他)29ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「翠、俺が幸せになるために『契約結婚』の相手をしてくんない?」 ─そう、主である桐生透雅様に言われ、翠は頷く。 『全ては、主様のために』 祖父母からの教えに従い、今日もあなたに。 ☆。.:*・゜ 水無瀬翠(Minase Sui) × 桐生透雅(Kiryu Touga) ☆。.:*・゜ あなたの為なら、何でも捧げます。 それが、それだけが、私の存在意義だから。 「欲しいものないの、翠」 「欲しいもの、ですか?」 「うん」 「……特には」 欲しがることはやめた。 無くした時に、悲しくて仕方がないから。 「それで、つまらなくないのか」 ─私欲を持ってはいけないの。 執事は、主の欲を叶える存在なのだから。 「そんなことは」 大切なものがある人達が、羨ましかった。 殴られず、怒鳴られず、頑張ったねと抱きしめて欲しかった幼い頃。 泣き喚いても許されず、目の前で壊れていく。 それなら最初からいらないと、諦めた。 灰色の世界。やるべきことをやるだけだ。 何もいらない。だって、壊れてしまうから。 ─そんな時、彼に出会った。 私の全てを捧げる光。主人。彼が全て。 圧倒的な光、私の世界を照らした貴方。 「─翠、ほら、口を開けて」 大人しく従う。 ─口に入れられたのは、甘いチョコレート。 「お前好きだろ?」 そう言って笑うあなた。 何でもするから、そばにおいて。 そばにいさせて。─不相応な願いを、胸に。 「……はい、すごく」 ……私はずっと、あなたの執事でいたいの。 ☆。.:*・゜ 短編予定です。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop