モノクロームの15センチ
第二話
全国紙には、大まかな地方に分けて天気予報が書いてある。
外に滅多に出ない私にとって、天気予報は必要のないものだ。
だが、どうしても紙面を開くときに見えてしまう。
今日は晴れ時々雨で、明日は晴れらしい。
普通の天気予報には興味がない。
だがどうも、白黒で太陽のマークを描いているのが、私にとってはとてもおかしく思えた。
なので何故か、私は新聞の天気予報が好きだった。
一面一面、一文字一文字、丁寧に文字を目でなぞっていく。
新聞には、かなりの時間を費やす。
白黒の文面が焼き付いて、目を休ませる。
そして、ふと一面めくるときに、上の方の日付が目に入るときがある。
もうこんなに時間が経ってしまったのか、とまたため息をつく。
すぐに目をそらして、紙面に目を通す。
今日はいつになく興味を引く文面がない。
ちらりと私の目に、小さな木漏れ日がちらつく。
その辺のカーテンでは覆い隠せないような、大きな窓枠。
青々と、木が茂っていた。
葉が木漏れ日の影を作っていて、それがカーテンにうつる。
重なってるところもあるし、大きな隙間のあるところもある。
床にも、木漏れ日がうつっていた。
木漏れ日が大きく揺れることはない。
興味を引く文面がないのも、木漏れ日が小刻みにしか揺れないのも。
「はぁ」
ひざに折りたたんだ新聞をおいて、気だるげに足を広げ、ため息をつく。
そして、木漏れ日のほうを見て、ほぅっとした。
影なのに、なんで暖かいのだろう。
でも、どれだけ温かみがあっても、私にとっては、退屈でしかなかった。
外に滅多に出ない私にとって、天気予報は必要のないものだ。
だが、どうしても紙面を開くときに見えてしまう。
今日は晴れ時々雨で、明日は晴れらしい。
普通の天気予報には興味がない。
だがどうも、白黒で太陽のマークを描いているのが、私にとってはとてもおかしく思えた。
なので何故か、私は新聞の天気予報が好きだった。
一面一面、一文字一文字、丁寧に文字を目でなぞっていく。
新聞には、かなりの時間を費やす。
白黒の文面が焼き付いて、目を休ませる。
そして、ふと一面めくるときに、上の方の日付が目に入るときがある。
もうこんなに時間が経ってしまったのか、とまたため息をつく。
すぐに目をそらして、紙面に目を通す。
今日はいつになく興味を引く文面がない。
ちらりと私の目に、小さな木漏れ日がちらつく。
その辺のカーテンでは覆い隠せないような、大きな窓枠。
青々と、木が茂っていた。
葉が木漏れ日の影を作っていて、それがカーテンにうつる。
重なってるところもあるし、大きな隙間のあるところもある。
床にも、木漏れ日がうつっていた。
木漏れ日が大きく揺れることはない。
興味を引く文面がないのも、木漏れ日が小刻みにしか揺れないのも。
「はぁ」
ひざに折りたたんだ新聞をおいて、気だるげに足を広げ、ため息をつく。
そして、木漏れ日のほうを見て、ほぅっとした。
影なのに、なんで暖かいのだろう。
でも、どれだけ温かみがあっても、私にとっては、退屈でしかなかった。