また、会えたら。
お母さんも帰って来てしばらくした頃

お母さんが着付けしてるにも関わらず
悠太郎座長が私に着付けやってとか
青羽ちゃんがどうしても着付けしたいなら
させてあげる、みたいな事を良く言い出した

もちろん私は断るけど何だかどんどん深みに
ハマっていくような、そんな感覚がした

とある日に悠太郎座長が彼女と出かけた
これは割といつもの事だが、珍しく化粧前に
ケータイを忘れていた、どうしようかと
思っていた時に私の電話がなった、
電話の名前を見ると
悠太郎座長の彼女さんからだった
私は電話に出た

私「はいもしもし、どうしました?」
悠「もしもし青羽ちゃん?」
私「何だ悠太郎座長か」
悠「何だって何だよw俺の化粧前に
ケータイない?」
私「ありますよ」
悠「そのケータイ明日まで預かっといて
欲しいんだけど」

私は嫌だなと思いながら渋々了承した

それから私は部屋に帰ってポケットから
ケータイを出そうとしたら布団の上に
悠太郎座長のケータイが落ちた
ロックがかかってなくてケータイカバーが
開いたらLINEの画面が映し出されていた

相手は彼女さんとのやりとりだった
2人で同時におめでとうLINE送ろうって会話。

その後の会話は…
私の胸をえぐった。

彼女「青羽の誕公どうだった?」
悠「誕公って雰囲気じゃ無かったよ」
彼女「やっぱり私行っとけば良かったかな」
悠「いや、良いんじゃない」


そうこれはこの劇団に来て3年目の私の
誕生日の話だった、3日〜4日前の出来事だ。

いつもはやらないけど、今年は
お客さんに頼まれて悠太郎座長に頼んで
やらせてもらった誕公…そんな風に
思われてるとは思わなかった、
私は静かに泣いた

そうしていたら再び彼女さんから私に
電話があった電話に出ると悠太郎座長が
今からケータイ取りに行くから外まで
持って来てと言う連絡だった

私は目を擦りながら、いかにも
寝てましたよ風に外に出てケータイを
渡した
悠「寝てたんかい」
笑いながら聞くこの人に私は
私「別に」
と返した。

悠「ふーん、じゃあおやすみ」と言い車で
彼女と夜の闇に消えた。

胸の痛みだけを。


私に残したまま…
< 6 / 37 >

この作品をシェア

pagetop