あの子を闇に突き落とした私たちは、放課後の罪を半分ずつ分け合う。
『ねえ…私とあの子どっちがいいの』
耳元で囁かされた気がする。
私は腰が抜けてしまったのか、その場に倒れた。
「真衣!」
「…」
ハルトは心配そうにこちらを見つめ、叶は複雑な表情だった。
「大丈夫っ次はどこに行く…?」
「そうだね…」
「私はもう帰りたい!!」
叶が叫ぶ。
「無理だよ、だって出口からないから…」
「…そ、そんなの…私が私が死ぬまで出れないってことなんとか言いなさいよ!栞!どうせっ…」
メッセージが届いた『制限時間まで後一時間』
もう十一時だ、今は日記と自由帳だけだ。
あとは、「「赤いリボン」」
ハルトと被ったので多分そうだろう。
赤いリボンとは、生前栞が好んで付けていたものだ。
「あっでもどこかな、リボンなんてそこら辺探したら見つかったとしても時間が」 
「たしかに…じゃあリボンを作った場所は」
「もしかして…家庭科室?」
私達は家庭科室へ足を急いだ。
「叶…何か手伝ってよ家庭科室は2部屋あるし分けようよ」
私は正直に思ったことを口にした。
栞がいじめられていた頃の私は、意思表示をせずに無表情が多かった。
お母さんに怒られても、いじめっ子に叩かれても、勉強で悪い点数をとっても。
でもいつの間にかそんなことなくなってた。
多分ハルトと言う存在があってかな?
嬉しい…この気持ちは恋と呼ぶのだろう。
元々私は幼馴染のハルトに恋心を抱いていたのかもしれない。
でも、無表情だった。
だから多分、表情が出てきた頃に好きになったのか、それとも、元々好きだったけど気づいてなかったのか。
分からないけどハルトが好きなのは確かだ。
「家庭科室ついた!」
「じゃあ…俺と真衣は家庭科室で、叶は家庭科準備室でいい?」
ハルトは、元々イケメンなため、笑顔でいい?なんて責められたら断わりはしないだろう。
「ここかな〜」
探すけどリボンだから小さくて見つからない。
するとガタッと音が聞こえる。
「なにっ!」
「取り憑かれた奴だ」
「いっぱいいるね」 
「どうする?」
「まずは探すしかないよ」
探すことさらに20分
「あったー!あったあった!」
叶の叫び声だ。
「どこ?」
「ここ、だよ、」
みるとそこは、栞の最期になった番号の棚に入っていた。
赤くて可愛いらしいリボン。
でも、それは少し壊れていた。
< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop