左は陽くん、右は蓮くん。
6.秘密のバッテリー
「……どうしたの?」
蓮は少しだけ視線を逸らした。
「……これ」
差し出されたのは、モバイルバッテリー。
「……えと」
蓮は軽く視線を逸らし、淡々と話す。
「……花火大会で充電切れたら困るし」
私はあきとの会話を思い出した。
「ちょっと、蓮に聞いて欲しい事有るから家に上がってよ!」
「……え」
「忙しかった?」
蓮は一瞬だけこっちを見ると、玄関に入る。
「……暇だけど」
私はスリッパを取り出し、蓮の前に並べた。
蓮は靴を脱ぐとスリッパを履く。
「部屋に行ってて!」
それだけ言うと、キッチンに向かい麦茶をコップに注いだ。
部屋に向かうと、テーブルの前に蓮が座っている。もう無理。話したくて仕方がない。
「花火大会の日。
あきちゃんと一緒に写真撮る約束しちゃった!」
蓮は目を細めて、私を見つめる。
「……良かったね」
「……本当嬉しい」
嬉しいだけなのに、自然と涙が溢れるのは何故だろう。
私の涙に気付いた蓮がオロオロしだす。
「……大丈夫?」
涙が次から次へと頬を伝う。
「変だな。全然大丈夫なんだけどね。なんだろう?」
「……あきちゃんと仲良くなれて良かったね」
蓮の表情は凄く柔らかい。
そのまま腕が伸びて来て、私の頬に触れた。
私の身体がビクリと跳ねた。
少しづつ涙も引いてくる。
「……うん。ずっと、仲良くしたい」
「……莉央なら出来るよ」
「……モバイルバッテリー。ナイスタイミングかも」
「……写真撮るなら、持ってた方がいいね」
蓮は少しだけ視線を逸らした。
「……これ」
差し出されたのは、モバイルバッテリー。
「……えと」
蓮は軽く視線を逸らし、淡々と話す。
「……花火大会で充電切れたら困るし」
私はあきとの会話を思い出した。
「ちょっと、蓮に聞いて欲しい事有るから家に上がってよ!」
「……え」
「忙しかった?」
蓮は一瞬だけこっちを見ると、玄関に入る。
「……暇だけど」
私はスリッパを取り出し、蓮の前に並べた。
蓮は靴を脱ぐとスリッパを履く。
「部屋に行ってて!」
それだけ言うと、キッチンに向かい麦茶をコップに注いだ。
部屋に向かうと、テーブルの前に蓮が座っている。もう無理。話したくて仕方がない。
「花火大会の日。
あきちゃんと一緒に写真撮る約束しちゃった!」
蓮は目を細めて、私を見つめる。
「……良かったね」
「……本当嬉しい」
嬉しいだけなのに、自然と涙が溢れるのは何故だろう。
私の涙に気付いた蓮がオロオロしだす。
「……大丈夫?」
涙が次から次へと頬を伝う。
「変だな。全然大丈夫なんだけどね。なんだろう?」
「……あきちゃんと仲良くなれて良かったね」
蓮の表情は凄く柔らかい。
そのまま腕が伸びて来て、私の頬に触れた。
私の身体がビクリと跳ねた。
少しづつ涙も引いてくる。
「……うん。ずっと、仲良くしたい」
「……莉央なら出来るよ」
「……モバイルバッテリー。ナイスタイミングかも」
「……写真撮るなら、持ってた方がいいね」