左は陽くん、右は蓮くん。
7.夏祭りの夜
「えっ。この前だよ?」
陽はいつも通りに笑っている。
「えー、俺知らないーっ」
「学校終わってからだから」
陽は蓮の肩をトントンして、一瞬だけ無表情になった。
「蓮ー。俺にもバッテリー貸してよー」
「……無理」
「なんでー?」
「……陽は、バッテリー持ってるし」
私は二人の間に割り込む。
「あきちゃん。待ってるから早く行こう」
蓮は陽から離れると歩き始めた。
陽は数秒固まった後、何事もなかったかのように二人の後を追った。
待ち合わせの中学校に付くと、校門に浴衣姿のあきが立っている。
こちらに気付いたあきは、大きく右手を振った。私も手を振り返し、あきの元に小走りで向かう。
「お待たせ〜」
「私も、さっき来たから大丈夫」
あきの視線が蓮のカメラを捕らえた。
「蓮くん!それ、ミラーレスカメラ!」
蓮は頬を緩めて、カメラに視線を落とす。
「……うん」
あきの目がキラキラと輝く。
「わぁ!いいなぁ!でも、高かったでしよ?」
「……うん。
……でも、一生物だと思ってるから」
蓮はそう言って、カメラを抱き締めた。
「よし、行きますか!」
あきちゃんがそう言ったと同時に歩き出す。
陽はいつも通りに笑っている。
「えー、俺知らないーっ」
「学校終わってからだから」
陽は蓮の肩をトントンして、一瞬だけ無表情になった。
「蓮ー。俺にもバッテリー貸してよー」
「……無理」
「なんでー?」
「……陽は、バッテリー持ってるし」
私は二人の間に割り込む。
「あきちゃん。待ってるから早く行こう」
蓮は陽から離れると歩き始めた。
陽は数秒固まった後、何事もなかったかのように二人の後を追った。
待ち合わせの中学校に付くと、校門に浴衣姿のあきが立っている。
こちらに気付いたあきは、大きく右手を振った。私も手を振り返し、あきの元に小走りで向かう。
「お待たせ〜」
「私も、さっき来たから大丈夫」
あきの視線が蓮のカメラを捕らえた。
「蓮くん!それ、ミラーレスカメラ!」
蓮は頬を緩めて、カメラに視線を落とす。
「……うん」
あきの目がキラキラと輝く。
「わぁ!いいなぁ!でも、高かったでしよ?」
「……うん。
……でも、一生物だと思ってるから」
蓮はそう言って、カメラを抱き締めた。
「よし、行きますか!」
あきちゃんがそう言ったと同時に歩き出す。