独占欲全開のモテ幼馴染が、無自覚美少女※婚約者に本気を出した結果。
「栞音さんっ」


時は放課後。


スカートは、やっぱり短めにセット。


由羅くんと帰る時に直せば…大丈夫か!


そんなことを考えながらのゴミ捨て中、急に、後ろから声をかけられた。


「ピギャッ」


振り向くと、水篠の人。


ニッコリ笑顔を貼り付けた、端正なお顔。


耳には結構な数のシルバーのピアス。


見るからに先輩だ。


しかも、身の回りにチャラチャラが溢れてる。


嘘、ナンパ!?


周りを見ても……


『告白』『ナンパ』『ラブレター』『告白』『ナンパ』『ナンパ』……


男子校と女子校が隣り合っているがために、放課後はいつも修羅場と化している。


「ごめんなさい!待ち合わせしてるので!じゃあ!!」


そう言って、全力ダッシュで逃げたわたし。


行き先を考えておらず、人気なしの体育倉庫に来てしまった。


ゴミ袋は地面にポイ。


膝に手を置いて、肩で息をする。


なんでわたしの名前を知ってるの…!


でもそれは、逃げた『つもり』、だった……
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