最後の3ヶ月、キミが教えてくれたこと
「、、は、、ぁ、、っ、、」
さっきまで、息が切れるなんてことは微塵も無かったのに、歩くたび頭痛に襲われる。
10月の涼しさとは反対に体から汗がジワリとにじみ出る。
「、、ふぅ、、っ、、」
やっとのことで家に帰ってきたけど、頭がガンガンして、今にも倒れそう。
リュックから鍵を取り出すのにも指先が震え、鍵穴に入れるなんてできそうにない。
最後の望み、親がいるかもという期待にかけてインターホンを鳴らす。
出てきて、、、お願い、、、
「はーい、、って彩乃!??」
「おかあ、さん、、っ、、」
「どうしたの!?顔が真っ青じゃない、、、!??」
言葉を紡ぎたくても、声が出ない。
お母さんの私を呼ぶ声がどんどん遠のいてゆく。
そこで、私の記憶は途切れた。