フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜




「夏澄」


「っ涼!」



わぁ、やっぱりシンプル系だ。

灰色の長袖シャツに、黒のズボン……。

でも黒色の羽織りものを着ているところがやっぱり涼らしい。


涼はじっと固まっている。

どうしたのかな?と心配になっていたら、急にぷいって顔を背けられちゃった。


ふふっなんか子供みたいで可愛いな。



「涼?どうした?」


「なんでも」




ほら、やっぱり可愛い。

そういいえば、私が涼への気持ちに気づいたときも可愛いが最初だった気がするな……。

……ちょっと鼓動が早い気がする。なんでだろう?

やっぱり涼は可愛いんだね。




「じゃあ行こ!!」

「そうだな」



二人で並んで歩き出した。

でも私のドキドキは収まらなかった。



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