フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜
第二章 距離
勉強会
3日後──
「夏澄、勉強会しない?」
「……勉強会?」
「うん、勉強会とか言っておいて、教えてほしいだけなんだけどさ」
あはと言って、笑みを浮かべる涼。
全然いいのに。
というか……やって、みたかった。
「お願い!」
「いいの?じゃあ、明日近くの中央図書館でもいい?」
中央図書館は、この学校の裏にある図書館。
よくこの学校の生徒が利用しているらしい。
「行ける」
明日は土曜日たけど、9時までは凛ねぇが起きないから、10時集合がいいかもなぁ。
「じゃあ10時集合でもいいかな?」
「いいよ!じゃあまた明日ねー!」
「……うん、また明日」