フェイク・シークレット 〜自分を守るために〜


朝比奈先輩に連れてこられたのは、中庭だった。


始めてきたかも、中庭。



朝比奈先輩は一呼吸置いてから、話し始めた。




「言いたいことがあって呼んだ」

「?……はい」




「俺は、夏澄の事が好き」

「……え?えっと……」




「夏澄の事が好きなんだ!!」



なに、が起こってるの?


はじめましての人に、告白されてる……の?


いや、多分嘘告だよ、朝比奈先輩、イケメンだし。




「ち、ちがいますよ、ね?」


「俺は、本気だよ」




私は真っ直ぐ想いを伝えてくれる朝比奈先輩に思わず顔に熱が集中していた。


え、私のことが、本当に好きなの?





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