その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂
「へえ……。見事な逆包囲じゃん、黒曜の皆さん」

暗闇から歩み出てきたのは、高級な黒シャツを着崩し、鋭い三白眼をギラつかせる男

――二代目総長、神代だった

彼は自分の部下たちが全滅しているのを見ても、眉一つ動かさず、退屈そうに首を鳴らした

「神代……! テメェ、部下を捨て駒にしやがったな!」

蓮が鋭く睨みつけるが、神代は意に介さない。

「ゴミが何人潰れようがどうでもいいんだよ。俺の目的は、最初からお前らじゃないからさ。……おい三浦、レイに伝えなよ。次は俺が、直接その気高きお嬢様を迎えに行ってやるってな」

神代は不敵な笑みを浮かべ、圧倒的なプレッシャーを放ちながら闇の奥へと消えていった。

神代の部下は壊滅させた。

だが、その二代目総長本人の底知れない不気味さと強者のオーラに、倉庫内の空気がピリリと張り詰める

ついに、神代がレイに牙を剥く。

最終決戦へのカウントダウンが、確実に始まっていたー
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