結婚したくないはずの俺様社長に、成婚を強行されました
4.「他の男とふたりきりになるな」
「透子さん、この前はごめんなさい」
「香織さん、頭を上げてください」
カウンセリングルームに案内した途端、勢いよく頭を下げた香織に、透子は慌てて近づく。
「婚活がうまくいかないのは自分のせいなのに、一生懸命考えてくれてる透子さんに無責任だなんて……最低だった」
絞り出すような声に、肩がわずかに震えている。
「まずは、座りましょうか」
透子は俯いたままの香織の背中にそっと手を添え、椅子へと促した。
前回のカウンセリングから約二週間。あのあと、透子は香織にオンラインで連絡を取り、自分の対応の悪さを謝罪、そのあとも、彼女の負担にならない程度にオンラインでフォローをしていた。すると、今日面談希望の連絡が入った。
「あれからずっと考えてたの。私、今までいろんなハイスペ男性に声をかけられてきたから、婚活も楽勝だって、どこかで舐めてた」
目の前に置かれた紅茶を見つめながら、香織はぽつりぽつりと語り出す。
愛らしい容姿に加えてスタイルもいい彼女は、学生時代から多くの恋愛を経験してきた。社会人になってからは、医者や弁護士、大企業に勤めるエリートばかりと付き合った。
「香織さん、頭を上げてください」
カウンセリングルームに案内した途端、勢いよく頭を下げた香織に、透子は慌てて近づく。
「婚活がうまくいかないのは自分のせいなのに、一生懸命考えてくれてる透子さんに無責任だなんて……最低だった」
絞り出すような声に、肩がわずかに震えている。
「まずは、座りましょうか」
透子は俯いたままの香織の背中にそっと手を添え、椅子へと促した。
前回のカウンセリングから約二週間。あのあと、透子は香織にオンラインで連絡を取り、自分の対応の悪さを謝罪、そのあとも、彼女の負担にならない程度にオンラインでフォローをしていた。すると、今日面談希望の連絡が入った。
「あれからずっと考えてたの。私、今までいろんなハイスペ男性に声をかけられてきたから、婚活も楽勝だって、どこかで舐めてた」
目の前に置かれた紅茶を見つめながら、香織はぽつりぽつりと語り出す。
愛らしい容姿に加えてスタイルもいい彼女は、学生時代から多くの恋愛を経験してきた。社会人になってからは、医者や弁護士、大企業に勤めるエリートばかりと付き合った。