結婚したくないはずの俺様社長に、成婚を強行されました
透子がメッセージを送るとすぐさま返信がくる。どうやら彼はキャンセルする気はなさそうだ。これ以上やり取りを続けるのは仕事のじゃまになると思い、透子は【わかりました】とだけ返す。
(レストランの予約時間まで余裕あるし、大丈夫そうだな)
軽い足取りでエレベーターを降りた透子は、時間をつぶそうと隣のビル一階にあるカフェへ足を向けた。ドリンクメニューが充実していて味もよく、ナチュラルで明るい空気が心地いい店で、サロンのスタッフたちの御用達だ。透子もよく立ち寄ったり、テイクアウトに利用したりしている。
カウンターでダージリンティーを注文し、その場で支払いを済ませる。受け取ったカップを手に、窓際の席へと移動して腰を下ろした。
大きなガラス窓越しに行き交う人たちを眺めながら、思考は迅との関係に傾いていく。
交際が始まって一か月半、あっという間だった。
形だけとはいえ、男性と交際なんてできるのだろうか思っていたが、透子にとってはいい経験になっている。実際に婚活を当事者として経験してみると、業務にもそのまま活かせる感覚があって、それが楽しい。仕事のやる気も以前より上がっている
(レストランの予約時間まで余裕あるし、大丈夫そうだな)
軽い足取りでエレベーターを降りた透子は、時間をつぶそうと隣のビル一階にあるカフェへ足を向けた。ドリンクメニューが充実していて味もよく、ナチュラルで明るい空気が心地いい店で、サロンのスタッフたちの御用達だ。透子もよく立ち寄ったり、テイクアウトに利用したりしている。
カウンターでダージリンティーを注文し、その場で支払いを済ませる。受け取ったカップを手に、窓際の席へと移動して腰を下ろした。
大きなガラス窓越しに行き交う人たちを眺めながら、思考は迅との関係に傾いていく。
交際が始まって一か月半、あっという間だった。
形だけとはいえ、男性と交際なんてできるのだろうか思っていたが、透子にとってはいい経験になっている。実際に婚活を当事者として経験してみると、業務にもそのまま活かせる感覚があって、それが楽しい。仕事のやる気も以前より上がっている