結婚したくないはずの俺様社長に、成婚を強行されました
自然と言葉がこぼれる。息子ふたりが母親のためにパーティを開く。それだけでも十分素敵な話だ。まして二年ぶりとなれば、なおさら嬉しいに違いない。
しかし、それと今の話がつながってくるのかわからない。迅は透子の疑問に答えるように続ける。
「そうしたら、母がどうしても君に会いたいと言って聞かなくてね。真剣交際まで進んでいるなら、生半可な関係じゃないんだろうって。だったら、きちんと紹介するべきだと詰められた」
迅は困ったように肩を竦める。
「結局、誕生日パーティで透子を紹介するって約束させられた。だから一緒に出席してほしい」
「誕生日パーティに……」
迅は軽い調子で口にしているが、透子にとってはとんでもない話だ。
真壁家の女主人の誕生日パーティに、〝跡取りの恋人〟として出席する――想像しただけで胃が痛くなってくる。
「あの、ご挨拶するとしても、婚約指輪は必要なくないですか?」
恐る恐る問いかけると、迅は「そこなんだが」と小さく息をつく。
「毎年、パーティでは俺たち兄弟に娘や親戚を嫁がせようと寄ってくる人間が後を絶たなくてね。今年は二年ぶりの開催だ。たぶん例年以上に面倒になる」
しかし、それと今の話がつながってくるのかわからない。迅は透子の疑問に答えるように続ける。
「そうしたら、母がどうしても君に会いたいと言って聞かなくてね。真剣交際まで進んでいるなら、生半可な関係じゃないんだろうって。だったら、きちんと紹介するべきだと詰められた」
迅は困ったように肩を竦める。
「結局、誕生日パーティで透子を紹介するって約束させられた。だから一緒に出席してほしい」
「誕生日パーティに……」
迅は軽い調子で口にしているが、透子にとってはとんでもない話だ。
真壁家の女主人の誕生日パーティに、〝跡取りの恋人〟として出席する――想像しただけで胃が痛くなってくる。
「あの、ご挨拶するとしても、婚約指輪は必要なくないですか?」
恐る恐る問いかけると、迅は「そこなんだが」と小さく息をつく。
「毎年、パーティでは俺たち兄弟に娘や親戚を嫁がせようと寄ってくる人間が後を絶たなくてね。今年は二年ぶりの開催だ。たぶん例年以上に面倒になる」