結婚したくないはずの俺様社長に、成婚を強行されました
「おつかれ、透子さん」
しばらくパソコンに向かっていると、同僚の鈴谷が近づいてきた。
「鈴谷さん、お疲れ様です。横浜に行ってたんですよね」
「うん。それで、時間があったから帰りに寄って買ったんだ。今みんなに配っていたところ。はい、透子さんもどうぞ」
差し出された小さな紙袋には横浜サロンの近くにあるパティスリーのマフィンが入っていた。受け取った透子はその甘い香りに思わず顔を綻ばせた。
「ありがとうございます。ここのマフィン、美味しいですよね」
マリアージュ・アクシアは本社である青山をはじめ、横浜、名古屋、大阪にサロンを持っている。カウンセラーとしてお客様対応をしている透子とは違い、鈴谷はバックオフィスで広報やマーケティングを担当している。
28歳の透子よりふたつ年上の30歳。物腰が柔らかく見た目も爽やかで、所長からの信頼も厚く社内の評判もとてもいい鈴谷は、入社当時から透子を気にかけ、ときにフォローしてくれる頼れる存在だった。
「早速いただきます。コーヒー淹れてきますけど鈴谷さんも飲みますか?」
「ありがとう。お願いするよ」
しばらくパソコンに向かっていると、同僚の鈴谷が近づいてきた。
「鈴谷さん、お疲れ様です。横浜に行ってたんですよね」
「うん。それで、時間があったから帰りに寄って買ったんだ。今みんなに配っていたところ。はい、透子さんもどうぞ」
差し出された小さな紙袋には横浜サロンの近くにあるパティスリーのマフィンが入っていた。受け取った透子はその甘い香りに思わず顔を綻ばせた。
「ありがとうございます。ここのマフィン、美味しいですよね」
マリアージュ・アクシアは本社である青山をはじめ、横浜、名古屋、大阪にサロンを持っている。カウンセラーとしてお客様対応をしている透子とは違い、鈴谷はバックオフィスで広報やマーケティングを担当している。
28歳の透子よりふたつ年上の30歳。物腰が柔らかく見た目も爽やかで、所長からの信頼も厚く社内の評判もとてもいい鈴谷は、入社当時から透子を気にかけ、ときにフォローしてくれる頼れる存在だった。
「早速いただきます。コーヒー淹れてきますけど鈴谷さんも飲みますか?」
「ありがとう。お願いするよ」