ノスタルジア
2




布団、硬い。


安い布団は、おすすめしない。誰にも。


目の焦点が、コンタクトレンズがずれた時みたいに、ぼやけて、しっかりしない。


二度、強く瞬きをして、手の甲で目ヤニをぬぐうと、次第にはっきりしてくる。


そして、気づく。昨日と違う場所で目覚めた事実と、もうすでに始まっているのだということに。


「寝不足だ」


独り、呟く。



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