虐げられた呼人の姫は幸せの王子の至上の愛に溺れる
第三話 退学宣告
その後、私と西園寺さんは話した。
話したと言っても、雑談。
でも、ちょっとした言葉が、胸を締め付ける。
その痛みを隠して、私は言葉を連ねていった。
「あ、もう遅い時間ですね、さよなら」
「じゃあな」
西園寺さんは小さく頷き、去って行った。
お父様お母様、一花に怒られるかと思ったけれど……予想に反して、3人は寝ていた。
お手伝いさん達も寝床につき始めたようだった。
私はできるだけ足音をたてずに寝室へ向かった。
布団を敷き、夢の国へ向かう。