花束は君を守るために



一方その頃

ドア一枚向こう
私は壁にもたれたまま動けずにいた

蓮の声が聞こえる

たった一枚
ドア一枚隔てるだけで、すぐそこにいる

(会いたい。)

喉までその言葉が込み上げる
でも足は前へ出ない


彩花「……」


目を閉じる



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