男と女に友情は存在しない。




「太陽、久しぶりじゃん!元気か?」

「元気」

「梨紗は先週ぶりだね」と、沙良と1週間ぶりの挨拶。




『紗良、1週間ぶりです』

「お疲れ」




私の5歩前くらいに太陽と友樹と海が歩いていて、私の中には沙良がいる。



いつもこんな感じ。



男と女で分かれて喋るから集まっている意味があるのかと思うけど…全員が集まるとやっぱり落ち着くね。



高校時代にタイムスリップしたかのような雰囲気。

今思えば、あの頃が1番楽しかったかもしれない。





戻りたい。






「俺、ビール」と太陽が先頭を切って言った。

「俺、ハイボール」と友樹が言った。



海は「俺どうしようかな〜」と悩みに悩んでビールにしていた。




『私はジンジャーエールで』

「私はカクテルで」



ということで、ソフトドリンクは私だけらしい。




早く大人になります。

ドリンクは先に届いて、早速みんなで「乾杯」した。






「半年も立つと懐かしいレベルまで来るんだけど」

「懐かしいかも!太陽のアメリカ生活はどうなの?」

「まぁまぁ楽しいよ」



と、

みんなが気になっている太陽のアメリカ生活。




昨日も聞いたけど、今日も聞いた。



昨日太陽と会った事を内緒にするつもりはないけど…言っても特に何もないから話さないだけ。





いつものことなので、慣れっこです。



どうせ言っても「そろそろ付き合えよ」と言われるだけで、もうほぼネタ。




そんなことも聞き飽きた。

それよりもみんなの近況報告を聞く方が楽しかった。





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