(株)フリークス

兆候、埋める男


「いっても同じ哺乳類だよ?何かしら通じ合うものがあるはずなんだよね。」



適当な相づちを続けていると、向かいに座っている同僚の女性がこちらを伺っている。




「俺はねぇ、穴を埋めるために生まれたんだよきっと。サイズが合えば、バッタとだってクジラとだってセックスしたいんだから。」
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