百文字ミステリー その違和感、見抜けますか?

背伸び

文化祭の準備中。高い場所の飾りに手が届かず困っていると、背後から彼がスッと手を伸ばしてピンを留めてくれた。「ありがとう!」と振り返って褒めると、彼はなぜか足元をプルプルと震わせていた。

【真相】
彼は余裕で手が届いたわけではなく、主人公の後ろで必死に「背伸び」をして限界まで腕を伸ばしていたため足が震えていたのだ。好きな子の前で頼もしい姿を見せたくて、こっそり無理をして格好をつけていたという彼の可愛い虚勢である。
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