この恋、上方修正銘柄です!

「あーもう待ってらんないわ。攻める!」
「ちょ、足が痺れて……待ってくださいよー」
 富小路さんはともかく、ヨレヨレの北川さん、おつかれさまっス、とキャベツ盛りを食べながら融資課テーブルに移動していく2人を見送った。

 
「宴もたけなわではございますが……」
と、次長の締めの挨拶が始まる。
 都市創生タスクフォースの席に戻って来た九条さんが、開口一番に言った。

「うちのチームに融資課から1人、業務の補助員として来てもらうことになってるんだけど……高辻さんを呼ぼうと思う」
 東山さんと志水さんは何の疑問も持たずに納得しているらしい。

 いやいや、さすがに公私混同じゃないっスか?と言いたいところをグッとこらえて、
「良いんじゃないッスか?」

 融資課から1名だもんな。紫野さん、川端さん、大原と大宮は……どっちがどっちだか分かんね。うん、高辻さんで異論はないです。
 引き離すという意図で川端さんが呼ばれてもむさ苦しいだけだし、消去法で。

 それに、なんか面白くなりそう……!

「勉強させていただきまっス、九条さん!」
「あ、ああ、うん?その時は船岡、フォローしてあげて」
 九条さん的には、3人の中で俺が1番、人畜無害っぽく見えるんだろうな。

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