娑羅枷(さらかん)
娑羅枷
ミタマが無いと嘆いていて何年でミタマになるか疑問があった。だがならないだろう。しかし風が吹いていて冷たい。もう夜になるのか。
思う事が一切叶わないとしたら。なるんだ。劣勢劣化だろうかと言った其の髪の色が黒い娑羅と言う男、十八歳、初めて愛したのは金星、何と空を駆け届いた月よりも遙か遠くー、金星の女神を身乗ったそうだ。
間違いが無いよ。君は俺の物でいて長いだろうと言った。愛したが其の声が届いたのが死んでから。さっと黒髪が色を変えた。掴まえた。と一言。泣いていた女神が全て奪われた瞬間。怖ろしい男は、何だって以前から奪おうとした。例え相手が神であっても。
金星の女神は美しい目の色で星の色、其れは金星の美貌を示した。金星の陰罪が永遠に問われたと言う。ミタマが無いヒトが時に力がある。叶わない、何もかもが無い時、悪魔が味方をして取り落としに来る。惑わされてはいけない。ヒトを終わらせる力が或るのは、みな、凄く醜い力の或る悪魔に違いが無い。
昔、ナーガ王と言う神がいて全てを悪害にしたら如何だと試した。遙阿と言う女は其れを聞いて訝しんだ。遙阿は異邦の女で美女では無い。目が小さかった。髪が四つで束ねてあった。灰色のツナギを着ていた。ナーガ王は、灰色に興味がありませんから、そう言った。
古い雲、濁った物、そして夢の色。終わらせる力は黒いな。ナーガ王は言った。持つ武器も黒いナーガ王。怖ろしい其の目は黒く、肌も黒過ぎる程黒かった。そして全てを理知とし無い暴力的な神だった。エデンに帰るも暴力で、全てを奪い還ったからみな畏れた。混迷期と化した世界を赦したのは、一輪の花だった。
其れは遠い神の世界から現れた美女で、赤くは無い、黒い薔薇の花だった。名を、薔薇ちゃんと言った。泣いたナーガ王は踏み締めた屍百億に悔い、大泣きを如何した。全てを幸せにして、俺は永遠に苦しみを味わう事としよう。金髪になった娑羅は其の法要を聴いた。短髪の金髪になった若き娑羅は、金星の女神を失い全てを手にした。目の色も変わり美しい色になった。
時々神に無理を言って力を奪う無法者はいて天界を苦悩させてならなかった。特にエデンが近かった以前はよく或って困窮させた。娑羅と女神、そして時は止まり十八歳の娑羅枷は、最期に美しく刻まれ生涯を終えた。
絶対にしてはならなかった事だそうだ。ナーガ王が、ザンと一刃、首を斬り落とした。ホログラムでも映り嘘を言うかと娑羅枷は思ったが違う。もう、振り返れない。永遠にナーガ王が映る人生となった。
遙阿は足を組み聞いていた。目を瞬き呆れた様に溜息をついた。ナーガヲー。
薔薇ちゃんは、今も密やかに咲く黒薔薇の聖だ。ミタマが黒薔薇で女だ。かなりの美女で髪も黒い。長く、うねる。目が薔薇で出来ていて綺麗だ。赤薔薇では無い。全てを裏切った美女の色、黒薔薇ちゃんだ。だが或る日、オニキスに奪われた。
オニキスは、一番黒い色で底知れない美男で真っ黒だ。夜より深く、愛す事が絶対に出来ないそうだ。唯ナーガ王を除いては。容易に手に取り口に放り込み、投げて砲弾の様に撃ち遣った。そしてと或る花に当たり撃たれ、花には紋様が打ち込まれた。綺麗な黒薔薇が、出来上がったそうだ。
旅をしたかった。闇底知れない深さを見せたかった。嘘は無い儘で怖い事しか無いに決まっていた。嘘ばかり。もう、誰も逃げられないとナーガ王は言った。手の中には温かいぬくもりが残る薔薇ちゃんとオニキスがいた。
薔薇ちゃんはもう俺の物に相違無きか。其処には神の愛或りかな。
思う事が一切叶わないとしたら。なるんだ。劣勢劣化だろうかと言った其の髪の色が黒い娑羅と言う男、十八歳、初めて愛したのは金星、何と空を駆け届いた月よりも遙か遠くー、金星の女神を身乗ったそうだ。
間違いが無いよ。君は俺の物でいて長いだろうと言った。愛したが其の声が届いたのが死んでから。さっと黒髪が色を変えた。掴まえた。と一言。泣いていた女神が全て奪われた瞬間。怖ろしい男は、何だって以前から奪おうとした。例え相手が神であっても。
金星の女神は美しい目の色で星の色、其れは金星の美貌を示した。金星の陰罪が永遠に問われたと言う。ミタマが無いヒトが時に力がある。叶わない、何もかもが無い時、悪魔が味方をして取り落としに来る。惑わされてはいけない。ヒトを終わらせる力が或るのは、みな、凄く醜い力の或る悪魔に違いが無い。
昔、ナーガ王と言う神がいて全てを悪害にしたら如何だと試した。遙阿と言う女は其れを聞いて訝しんだ。遙阿は異邦の女で美女では無い。目が小さかった。髪が四つで束ねてあった。灰色のツナギを着ていた。ナーガ王は、灰色に興味がありませんから、そう言った。
古い雲、濁った物、そして夢の色。終わらせる力は黒いな。ナーガ王は言った。持つ武器も黒いナーガ王。怖ろしい其の目は黒く、肌も黒過ぎる程黒かった。そして全てを理知とし無い暴力的な神だった。エデンに帰るも暴力で、全てを奪い還ったからみな畏れた。混迷期と化した世界を赦したのは、一輪の花だった。
其れは遠い神の世界から現れた美女で、赤くは無い、黒い薔薇の花だった。名を、薔薇ちゃんと言った。泣いたナーガ王は踏み締めた屍百億に悔い、大泣きを如何した。全てを幸せにして、俺は永遠に苦しみを味わう事としよう。金髪になった娑羅は其の法要を聴いた。短髪の金髪になった若き娑羅は、金星の女神を失い全てを手にした。目の色も変わり美しい色になった。
時々神に無理を言って力を奪う無法者はいて天界を苦悩させてならなかった。特にエデンが近かった以前はよく或って困窮させた。娑羅と女神、そして時は止まり十八歳の娑羅枷は、最期に美しく刻まれ生涯を終えた。
絶対にしてはならなかった事だそうだ。ナーガ王が、ザンと一刃、首を斬り落とした。ホログラムでも映り嘘を言うかと娑羅枷は思ったが違う。もう、振り返れない。永遠にナーガ王が映る人生となった。
遙阿は足を組み聞いていた。目を瞬き呆れた様に溜息をついた。ナーガヲー。
薔薇ちゃんは、今も密やかに咲く黒薔薇の聖だ。ミタマが黒薔薇で女だ。かなりの美女で髪も黒い。長く、うねる。目が薔薇で出来ていて綺麗だ。赤薔薇では無い。全てを裏切った美女の色、黒薔薇ちゃんだ。だが或る日、オニキスに奪われた。
オニキスは、一番黒い色で底知れない美男で真っ黒だ。夜より深く、愛す事が絶対に出来ないそうだ。唯ナーガ王を除いては。容易に手に取り口に放り込み、投げて砲弾の様に撃ち遣った。そしてと或る花に当たり撃たれ、花には紋様が打ち込まれた。綺麗な黒薔薇が、出来上がったそうだ。
旅をしたかった。闇底知れない深さを見せたかった。嘘は無い儘で怖い事しか無いに決まっていた。嘘ばかり。もう、誰も逃げられないとナーガ王は言った。手の中には温かいぬくもりが残る薔薇ちゃんとオニキスがいた。
薔薇ちゃんはもう俺の物に相違無きか。其処には神の愛或りかな。


