甘い初恋を、もう一度。

「莉奈ちゃん、バイバイッ」

「うん、また明日」

手を振って、わたしは元の道を引き返す。

ふふふ…改めて莉奈ちゃんと本当の意味で仲良くなれて、よかったな…。

「…華恋?」

え…綾人さん?

「どうしてこんなに遅い時間に帰ってるんだ?」

「あっ…えと…ご、ごめんなさい、莉奈ちゃんと仲直りできました…!」

「…そうか。それは良かったな」

なんか綾人さん…わたしのお父さんみたい…!

「はい!綾人さんのおかげですっ。ありがとうございますっ…!」

わたしはにこっと微笑む。

「なぁ…」

「え?」

「好きなやつって…城島なのか?」

え?

し、城島くん?

「えと…違いますよ?」

「そうか…」

どうしてそんなに気になることかな…?

ホントは綾人さんなんだけどな…。

わたしの態度って、そんなにわかりにくいかな?

「好きな人は、いますけど…」

「…」

あ…言っちゃった…。

「…いるのか」

「あ、えと…」

な、なんで綾人さん、そんなに怒ってるんだろう…?



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