『付き合ってない、たぶん』上
俺は、駅の新幹線ホームに立っていた。

隣には、やっぱり心配そうについてきてくれた拓海、陸、凛の3人がいる。

「本当に、声かけなくていいのか?」

陸が大きな身体を少し縮めるようにして、隣で聞いてきた。

「うん。……あいつ、俺の顔見たら、また変な気ぃ使ってかっこつけるから」

俺はなんとかいつもの笑顔を作って、新幹線のガラス窓を見つめた。

ホームに滑り込んできた新幹線。

その窓越しに、大きなリュックを背負って座席に座る、見慣れた蓮の横顔が見えた。

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