完璧な三神くんは、愛だけがわからない。

「……っごめん、時間かかっちゃって!今日はあれよね、来週の家庭科部で何作るか決めないとだよね」
「……うん、決めよっか」

――私は、はぐらかす。ごめん、くるちゃん。


隣のクラスの三神くんは
頭脳明晰、容姿端麗、実家は大財閥。学校一の人気者。

みんなが三神くんに憧れるように、私も密かに憧れていたのだった。
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