隣の席の佐竹くんには…
一限目は、来月に行われる文化祭についての学級活動。
先日、クラスで出し物の候補を出し、文化祭実行委員が全体会議にかけた結果、「お化け屋敷」をやることに決まっている。
「お化け役と仕掛け役はクラス全体でローテーションにするとして、飾りつけとかの役割分担はくじ引きで決めまーす!」
実行委員の木内さんが、ボックスを上下に振って、中に入ったくじ引きの紙を混ぜ合わせる。
「じゃあ最初は小物作り班の人ねー」
木内さんが引いた紙に書かれた名前を読み上げ、それをもう1人が黒板に書き出していく。
「次は、看板作り班。えっと…杉本と…梅沢さん…」
杉本君と一緒かぁ。
やかましくなりそうだなぁ…
「あと、石川さん…と、さっくんの四人に決定ね」
一瞬、時間が止まった気がした。
…えっ。
佐竹君と一緒…
同じ役割になれたことに、思わず胸が高鳴った。
これは…喜んでいいのかな?
嬉しさと、少しの緊張が入り混じる。
隣に視線を向けると、佐竹君は黒板のほうを向いたままで、こっちを見ようとしない。
前だったら「同じ班だねー」とか言って、顔を見合わせてたんだろうけど。
……あ。
これ、共通の話題できたじゃん。
(……普通に、接していこう)
自分で決めたことだ。
膝の上で手をギュッと握る。
「佐竹君、同じ班だね。よろしくね」
佐竹君はピクッと反応を見せてから、こっちに顔を向けてくる。
「…うん。よろしくね」
佐竹君が答えてくれることは、なんとなくわかってた。
無視したりすることができない人だと知っているから。
佐竹には申し訳ないけど、その優しさにつけこんで、図々しく接してもらう。
(私…ちょっと怖いな…)
精神が図太くなってるかも。
先日、クラスで出し物の候補を出し、文化祭実行委員が全体会議にかけた結果、「お化け屋敷」をやることに決まっている。
「お化け役と仕掛け役はクラス全体でローテーションにするとして、飾りつけとかの役割分担はくじ引きで決めまーす!」
実行委員の木内さんが、ボックスを上下に振って、中に入ったくじ引きの紙を混ぜ合わせる。
「じゃあ最初は小物作り班の人ねー」
木内さんが引いた紙に書かれた名前を読み上げ、それをもう1人が黒板に書き出していく。
「次は、看板作り班。えっと…杉本と…梅沢さん…」
杉本君と一緒かぁ。
やかましくなりそうだなぁ…
「あと、石川さん…と、さっくんの四人に決定ね」
一瞬、時間が止まった気がした。
…えっ。
佐竹君と一緒…
同じ役割になれたことに、思わず胸が高鳴った。
これは…喜んでいいのかな?
嬉しさと、少しの緊張が入り混じる。
隣に視線を向けると、佐竹君は黒板のほうを向いたままで、こっちを見ようとしない。
前だったら「同じ班だねー」とか言って、顔を見合わせてたんだろうけど。
……あ。
これ、共通の話題できたじゃん。
(……普通に、接していこう)
自分で決めたことだ。
膝の上で手をギュッと握る。
「佐竹君、同じ班だね。よろしくね」
佐竹君はピクッと反応を見せてから、こっちに顔を向けてくる。
「…うん。よろしくね」
佐竹君が答えてくれることは、なんとなくわかってた。
無視したりすることができない人だと知っているから。
佐竹には申し訳ないけど、その優しさにつけこんで、図々しく接してもらう。
(私…ちょっと怖いな…)
精神が図太くなってるかも。