幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜番外編

5.ショッピングモールにお出かけ



 恋が宗介と登校すると、理央と美風はもう教室に付いていた。

 美風と話をしていた理央は、恋の姿を見ると、手を振って笑いかけた。


「おはよ、恋」

「おはよう」

「この間さ、メル友から連絡が来て、モデルのRenって理央の友達なんでしょうって言うんだ。」


 理央が言いながらスマホを弾いた。


「サインが欲しいって言うんだけど、どうする?。色紙を預かって来てるんだ。」


 理央が言いながら、スマホの画面を恋に見せた。

 見てみると、理央のラインで、ユカという友達が、サイン超欲しい、と絵文字付きで書いてきている。


「新田さん、サインした事ある?」


 美風が聞いた。
 

「モデルが決まった時、家でふざけて考えたよ。真面目にじゃないけど。」

「かっこよく独特なのを書きなね。サイン盗用されない様に。」

「うわ、タレント扱いか。これから不安」


 宗介が言いながらため息をついた。


「仲良しの年下の友達だから、色紙に私も一言書こうと思ってるんだ」


 それから、


「あ、どうせなら、黒白王子にも何か書いて貰おうか。その子黒白王子も知ってて好きなんだ」


 と言った。


「僕にも書いてって言うのか」

「僕は嫌だ。書くことなんてない。」

「まあまあそう言わず」


 それから理央は、気づいた顔をして顔をあげた。


「そうそう律ちゃんが、みんなでショッピングモールに行きませんかって誘ってる」

「律が?」

「向井か。何で?」

「あそこのフードコート穴場で、美味しいものが沢山あるんだ。入ってる店もB級グルメっていうかお洒落なのばっかでしょう?」


 理央が言った。


「クレープ屋さんでチーズが新しい味になったとかニッチな事言ってた。みんなで行かない?ショッピングモールは家族といつも行くけど、みんなで行った事はなかったし。」

「行ってみたい。新田さん、奢るよ。」
 
「別に良いけど。言っとくけど、新聞部は抜きだからな。」

「じゃあ決定。日曜日に日時計の前で集合。楽しみだね。」



 恋達はショッピングモールに出かけることになった。



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