もう、やだよ
プロローグ
風が吹き荒れる屋上
1人の少女が伝えた言葉
「ねぇ、もうやだよ」
【ある日のこと】
教室の端に座って本を読んでる地味な女の子
それが第一印象だった。
「ねぇねぇ、何読んでるの?」
声をかけたのはただの気まぐれ……
いや、1人でいることに対して、少しの同情がまじっていたのかもしれない。
「人間失格。」
「ん?」 ???初対面でそれ言う?
私の思うことを見透かすように君は言った
「本の題名、作者は太宰治さん。国語の授業でやった 走れメロスの作者だよ」
「あー、その人なんだ!」
びっくりした、私にむかって人間失格って言ったのかと思った。
「でも、私は走れメロス好きじゃない」
「なんで?その作家さんは好きなのに?」
よくわからない、好きな作家さんの本は好きなんじゃないの?
「その作家さんが好きだからといって全ての作品を愛せる訳じゃないの」
本好きってそういうもんなのか。
「あんまり、本読まないからわかんないや」
沈黙
「……ねぇ、あなたなんで声掛けてきたの?」
即答できなかった
同情だなんて言えない 言いたくない 冷や汗がでてくる
なにか応えなきゃ、焦りで手に汗が滲む
「…暇だったから」
必死に絞り出した言葉
きっと失礼なやつだと思ったよね、
ごめん他に思い浮かばなかったんだ。
「そう、暇だと1人でいる子に声を掛けるのね」
皮肉めいた言葉 私にはそう聴こえた
「そのー、ごめんね。本読んでるとこ邪魔しちゃって」
いつもどおりおちょけるだけ
大丈夫いつもどおりかるい私になれてるはず
「たいへんだね」
私が見透かされてる。
そんな気がした、きっともうダメだ。
『キーンコーンカーンコーン』
「あっ、チャイムだ!部活行かなきゃ」
サブバッグをもつ
「…いってらっしゃい」
「えっ、あ、いってきます」
この子のまえで私を偽るのなぜか難しい…
そんなことより部活へ行こ
1人の少女が伝えた言葉
「ねぇ、もうやだよ」
【ある日のこと】
教室の端に座って本を読んでる地味な女の子
それが第一印象だった。
「ねぇねぇ、何読んでるの?」
声をかけたのはただの気まぐれ……
いや、1人でいることに対して、少しの同情がまじっていたのかもしれない。
「人間失格。」
「ん?」 ???初対面でそれ言う?
私の思うことを見透かすように君は言った
「本の題名、作者は太宰治さん。国語の授業でやった 走れメロスの作者だよ」
「あー、その人なんだ!」
びっくりした、私にむかって人間失格って言ったのかと思った。
「でも、私は走れメロス好きじゃない」
「なんで?その作家さんは好きなのに?」
よくわからない、好きな作家さんの本は好きなんじゃないの?
「その作家さんが好きだからといって全ての作品を愛せる訳じゃないの」
本好きってそういうもんなのか。
「あんまり、本読まないからわかんないや」
沈黙
「……ねぇ、あなたなんで声掛けてきたの?」
即答できなかった
同情だなんて言えない 言いたくない 冷や汗がでてくる
なにか応えなきゃ、焦りで手に汗が滲む
「…暇だったから」
必死に絞り出した言葉
きっと失礼なやつだと思ったよね、
ごめん他に思い浮かばなかったんだ。
「そう、暇だと1人でいる子に声を掛けるのね」
皮肉めいた言葉 私にはそう聴こえた
「そのー、ごめんね。本読んでるとこ邪魔しちゃって」
いつもどおりおちょけるだけ
大丈夫いつもどおりかるい私になれてるはず
「たいへんだね」
私が見透かされてる。
そんな気がした、きっともうダメだ。
『キーンコーンカーンコーン』
「あっ、チャイムだ!部活行かなきゃ」
サブバッグをもつ
「…いってらっしゃい」
「えっ、あ、いってきます」
この子のまえで私を偽るのなぜか難しい…
そんなことより部活へ行こ

