最後の言葉

最後の言葉

「…おま、す、すま、ごめ、わ…」
 それが父の最後の言葉だった。
「…お前にはすまんことをした、ごめん、悪かった、か。
あの親父にもそんな気持ちが…」
 静かに語る兄の横で、私は画面の割れた兄のスマホを隠した。





【真相】
『画面の割れた兄のスマホ』
 これを踏まえると、父の最後の言葉が変わってきます。
 臨終の直前で発音も不明瞭だったでしょう。
『おま』→『お前』
『す、すま』→『スマホ』
『ごめ』→『画面』
『わ』→『割った』
 意味を考え、繋げてみると、
『お前のスマホの画面割った』となります。
 『私』が画面の割れたスマホを隠したのは優しさなのかどうか?
 『兄』が真相を知ったら、どんな反応をするでしょうか?
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