めじるしチャームの怪
だとすればマヒロちゃんは今晩連れていかれてしまうかもしれない。
何の根拠もない妄想だったけれど、どこかに強い確信があった。
こんなもの、マヒロちゃんの私物についたままじゃいけないと思って取ろうとしたけれど、なぜか取れない。
絶対にここから離れないと言われているような気がする。
背中には冷たい汗が流れて心臓が早鐘を打ち始める中、私は赤いチャームを握り締めた。
そして力づくで引っ張るとゴムの部分が限界まで伸びて引きちぎれた。
私はそれを素早く自分のポケットに入れたのだった。