めじるしチャームの怪
アカリさんが私の体の上に馬乗りになってきた。
前髪をわしづかみにされて頭を持ち上げられる。
それだけで体中を突き抜けるような傷みを感じていたのに、アカリさんは私の頭を床へとたたきつけたのだ。
衝撃に目の前に星が散った。
両手で頭部を押さえてうずくまるが、ジンジンと熱を帯びた傷みが広がって行く。
血でも出ているんじゃないかと心配になったけれど、大丈夫そうだ。
代わりにタンコブができてしまった。
「今度澪のことかばったら、ただじゃおかないからな」
アカリさんはそう忠告すると、満足した様子で教室へ戻って行ったのだった。