めじるしチャームの怪

☆☆☆

それからは変わらない日々が続いた。
時々アカリさんたちが私に向けて舌打ちとかしてくるけれど、そんなのは無視していればいい。
他のクラスメートたちもいつも通りだし、三人から疎ましがられるくらい、どうってことはなかった。
ある日、休憩時間に澪ちゃんから借りていた小説を返そうと思ったのだけれど、教室の中に澪ちゃんの姿がなかった。
「あれ、どこに行ったんだろう?」
ベランダにも廊下にもいない。
トイレにでも行ったのかもしれない。
そう思ってしばらく待っていると、青い顔をした澪ちゃんが戻ってきた。
「澪ちゃん、顔色悪いけどどうかしたの?」
< 61 / 139 >

この作品をシェア

pagetop