ラニアケア宇宙防衛隊とアレス騎士団【ラニアケア宇宙防衛隊とエイリアン×あやかし戦記】
倒せない妖



あの日から2か月ほどが経った。スペードは、クラブの指示通り記憶喪失のフリをしつつ黒幕について探り、毎週金曜日にはこっそりとアレス騎士団の拠点を抜け出し、クラブと情報を共有する、という日々を送っていた。

再会してから次にクラブにあった時、クラブはスペードに、スペードの愛用している特殊武具である魔法銃を1つ、スペードに渡していた。

この世界でエイリアンと遭遇した時に対処出来るように、持っておくように言われていた。その日以来、スペードはそれを隠し持っている。

最初は魔法銃を隠し持つことに不安だったスペードだが、今までバレたことはなく、今では不安はなくなっていた。

(……クラブたちと密会の時しか連絡取れないのは、少し不便だ)

無線機を渡されたが、無線機は機能しない。同じ世界にいない時じゃないと無線機は使えないことが、クラブとの情報共有が始まって2回目で判明したのだ。

スペードがこの世界に来てから、妖の数は増え、アレス騎士団は妖の討伐に奔走しており、スペードは少し申し訳なく感じていた。

(……僕も妖討伐を手伝えたらいいんだけど……僕は、アレス騎士団に保護されている身だ。妖に関しては、大人しくしておくべきだろう……その代わり、早く黒幕を見つけないと)
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