チャラ男も笑えば雑巾に当たる
「あれれ、犬井くんたちもしかしてあたしらのお話聞こえてたー?」
「んー、ぼくの協力がどうのって聞こえた感じしたけど空耳かもねえ?」
「あー……」
まずいじゃんカナミ!
これ聞かれてるよ結構前から!
「その前はー?聞こえちゃった?」
どストレート!でもいいぞカナミ!そこ重要!
「なになに、その前はなんのお話してたのお?もしかしてぼくたち聞いちゃまずいやつー?」
「あ〜よかった!うんうんまずいやつ!女子のコイバナほど男子が聞いちゃだめなやつ〜!」
「えーなにそれ聞きたかったあ〜」
「だーめでーす!」
あはははは〜〜、と二人の軽快な笑い声が響く。
なんかこの二人って空気感似てるなあ……。
にしてもカナミ、ど直球だったけど変にごまかすより素直に問うのが一番だよね、ほんとすごい。
「……委員長は何してたの?」
「へっ?」
急に振られてハッとする。
質問者は蜂技くん。
蜂技くん隣いる。
蜂技くんのとなりを歩いてる私。
うわあどうしよ、変な匂いしないかな、汗臭くないかな、大丈夫かな私。
「小川さん委員会で、委員長は何?」