チャラ男も笑えば雑巾に当たる

「普段は誰ともつるまないけど犬井駆とは仲良いじゃん」

「あいつだけはヤクザの息子って知っても離れていかなかったから」

「蜂技くんがヤクザってわけじゃないんでしょう?」

「まあ家族ぐるみで仲良いってのもあるんだろうけど」

「その話は犬井駆から聞いたことあるよ、よく遊びに行くって」

「うん。おれひとりっ子だけどあいつ姉もいんの」

「え、それは初耳」

「その姉がす「みのりーん!蜂技くーん!」


蜂技くんのセリフはカナミの呼びかけに重なって途切れた。
こっちこっちー、と手招きしている。


「行こっか」


何を言いかけたのか気になるけど、ジャングルジムから下りてそそくさと行ってしまう蜂技くんに続いてカナミたちの方へ走った。


そうして新品公園を満喫した中学生ご一行は仲良くなろう記念に互いの連絡先を書いたメモ片手に、おのおの帰宅路へつくのでした。


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