愛される星
「実は〜、やっと同棲する事になって。勇輔、引っ越しの支度してる。」


「ふ〜ん。良かったね」


「しぃちゃんは?同棲とか結婚とか考えてないの?」


そう言われてみれば、同棲って言っても私は石垣さんの部屋によく入り浸ってるし、週末は同棲みたいなものだ。


「あんまり意識した事ないなぁ」


のんきはとても幸せそうだった。


未来を語るのんきが、とても可愛く見えた。


そういえば、そうだな。
私と石垣さんの未来…


まだ早い。 けれどのんきと勇輔の同棲の話しがきっかけとなったのか、この夜から私は密かに想像するようになった。


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