愛される星

「たまに来なよ。リクエストに答えるから。」


「うん」


少しだけのんびりして、のんきのアパートを後にした。


途中、仕事帰りの勇輔に会って少し話した。


「しぃちゃん、これ石垣さんにわけてよ。」


勇輔が差し出したものは、凌が好きな林檎だった。

「市場で沢山もらっちゃって。」


勇輔は青果市場に勤めていた。


「おっ、ありがと。凌喜ぶよ」


「うん。じゃあ野乃華待ってるから。」


「おう、またね。」


のんきは愛されてるなぁー。


いい奴じゃん。


少し心が暖かくなった。


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