図書室の恋だより〜君とこの先もページをめくりたい〜
第18話 試合後の三角関係?
私は体育館の隅で、国枝くんを待つことにした。
由梨と佳奈も付き合ってくれている。
コートでは、部員たちが休憩を取ったり、他校の部員同士で談笑したりしていた。
試合が終わってほっとしたのか、みんな先ほどとは違って、穏やかな顔つきになっている。
汐留くんや谷口くんは、さっきまで応援していた女子や男子たちに囲まれている。
汐留くんたちを囲んでいる女子の中には、浅井さんたちのグループや、田中さんや伊藤さんのグループもいた。
男子の中には、武田くんや原くん、それから同じクラスメイトの深山くんも応援に駆けつけていた。
国枝くんは、南高のキャプテンやコーチと何か話をしている。
「国枝くん、だっけ? 何の用か、心当たりないの?」
佳奈に聞かれて、私は首を捻る。
「全然わかんないなー。私、何かしたかな」
「仲良かったの?」
今度は由梨に聞かれる。
私は首を横に振る。
「ううん。同じクラスだったけど、あまり話さなかったと思う」
「そっか〜」
「それにしてもさー」
と、佳奈がコートを見ながら言う。
「さっきのあれ、すごかったよね。栞を見つけたら、すぐ飛んできたもんね」
「私も……びっくりした」
注目されて恥ずかしかったし……。
「でも、結構かっこいい感じだよね。元気で爽やか」
由梨はふふっと笑う。
「確かに! バスケも上手だった。女子が何人か応援してたよね」
と、佳奈も笑って言った。
私は苦笑する。
「国枝くんは、モテてたよ。クラスでも目立ってた」
「あー、そんな気がする。汐留くんや谷口くんとは、また違う感じ?」