ゆびきり



いいよ。

いいに決まってるじゃん。


あたしには葵しかいないんだよ。


「…バカ。いいに決まってるじゃん」


あたしはそう言って、泣きながら笑った。

葵は、葉子~!って、ぐしゃぐしゃの顔で抱きついてきた。



やっとたどり着いた。

すごく遠回りしたけど、あたしたちまた戻ってこれたんだね。


ううん。

きっと、前よりも強い絆で結ばれたよね。



ありがとう。

ずっと友達だよ。










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