【偽】カップルですが、本当の恋を教えてください
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「Echolyのみなさん入られまーす」
「よろしくお願いします!」
「お願いしまーす」
『今ドキッ!アーティスト』収録当日。
カメラの近くで見守る榎宮さんに強く頷かれ、4人でスタジオに入った。
「よろくね~」
「よろしくお願いします、Echolyです」
にこやかに挨拶してくれる芸人さんに会釈し、指定された椅子に座ると、服を整えられる。
ピンマイク・・・付けるの初めてだ・・・!
用意された服は明らかに気合が入っているオシャレな服で、私の考えすぎかもしれないが、私と緋雁の服がペアルックのように見える。
それに高そうだから、腕を通すの躊躇ったけど・・・。
「チェックOKでーす、カメラ回しまーす」
ディレクターさんの声でカメラが回り、緊張の収録が始まった。

「こんばんは!『今ドキッ!アーティスト』始まりました。えー、今夜のゲストは・・・Echolyのみなさんです!」
「どうも僕たちは、」
「「「「Echolyです」」」」
司会の人気芸人・清水さんの紹介から、和やかな空気で話は進む。
「えー、先月リリースした『回転木馬』がヒットしたということですけど・・・作詞作曲はメンバーがやられてるんですか?」
「はい、作曲は私、キーボードの市姫で」
「作詞はボーカルの伊丹です」
2人で手を挙げると『カップルデュエット』の話にならないかな・・・とヒヤヒヤしながら答えると、
「あ、そういえば2人は『カップルデュエット』なんでしたっけ?」
ほら、やっぱり・・・この話になっちゃった。
そこまで細かく設定は詰めてないけど・・・大丈夫かな。
独立して否定する予定だから、下手なことは言えないけど・・・。
「え~、どこまでいったの?キスはもうした?」
「やめろお前、人様の恋愛に首ツッコむな」
ゲストの芸人さんがふざけてそう言うと、すぐに清水さんのツッコミが入る。
うぅ・・・気まずくて緋雁の顔が見れないよっ・・・。
「あはは・・・」
「ほら、苦笑いしてる。ごめんねオジサンの戯言に付き合わせちゃって」
「いえいえ、とんでもないです」
ここはなんとか当たり障りのないまま終わりたいな・・・。
そう思っていると、清水さんは現行とカンペをチラリと一瞬だけ見て、話を変えた。
「じゃあここでメンバー4人の紹介をしていきましょうかね」
よ、よかった・・・でも今の清水さんの仕草、すごくプロっぽかった・・・!
紹介は用意されたVTRらしく、コメントはなく画面を見るだけ。

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